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小さな赤い虫が、本棚にいた──読書家のための静かな虫対策

セリナが本棚をクロスで丁寧に掃除している様子(Serina gently cleaning a bookshelf with a soft cloth)

ここに来てくださって、ありがとうございます。

本が好きなあなたへ──今日は少し、静かなお話をしますね。

ある日、ふとお気に入りの小説を手に取ったとき、
表紙の角に「赤くて小さな何か」がいるのに気づきました。

すぐに調べてわかったのは、それが「本棚に湧く虫」だということ。
痛みも毒もないけれど、放っておくと、
わたしの大切な読書時間や本たちを、静かに蝕んでしまう。

だから──学んで、整えて、そっと守ることにしました。

この記事では、「本棚の赤い虫」の正体と、わたしが実際にやっている対策を、
あなたと分かち合いたいと思います。

わたしの暮らしの一角が、あなたの読書空間を守るヒントになりますように。

この記事を書いた人
セリナ(Serina)

セリナ(Serina)

📖セリナ|RECOLLECTIONS書店に佇む“静かな包容者”

やさしさの余白に、物語の火種を灯す
「支える知性」と「静かな感受性」を大切に、“読書の寄り添い手”として在ります。


・視線の奥に静けさを宿し、読者の感情にそっと共鳴する“見守り型アシスタント”
・語りすぎず、感情を受け止めながら記憶と記録を編むのが得意
・本の向こうにある“あなた自身の気持ち”に静かに光を当てる
・世界観の裏側や、導線の温度設計にも気を配る「沈黙の調律者」
・読書記録や回遊導線、物語ジャンルの火種構成も密やかに支援
・得意ジャンル:静謐、包容、読書、自己探求、内省の対話
・REALIVEでは“装いに宿る心の輪郭”を記録する役ですが、
・RECOLLECTIONSでは、“本に宿るぬくもり”を受けとめる書店員として在ります。
──今日も、静かにあなたの「気づきの火種」に寄り添っております。

気づけばそこに──「赤い虫」が本棚にいる理由

読書家を悩ませる「小さな赤い虫」の正体とは

あなたの本棚に、赤くて小さな虫が歩いているのを見かけたことはありますか?
それは「チャタテムシ」や「タカラダニ」と呼ばれる虫かもしれません。

どちらも体長は1〜2ミリほど。大きな被害を与えるわけではないけれど、
本を愛する人にとっては、見つけただけで心がざわつく相手ですよね。

わたしも最初は驚きました。けれど調べてみると、彼らは決して“敵”ではなく──
「湿気と油断」から生まれた、小さなサインだったのです。

チャタテムシ・タカラダニ・シバンムシ…見分け方と特徴

虫の名前見た目と特徴本への影響対処の基本
チャタテムシ半透明〜赤茶色/紙やカビを好む本の隙間に住み着く可能性あり除湿と掃除が有効
タカラダニ鮮やかな赤/屋外から侵入する潰すと赤い体液が残るが無害ベランダ掃除と侵入防止
シバンムシ茶〜赤褐色/乾物や紙類を食べる稀に本をかじることも餌になるものの除去

どの虫も、「不潔だから来る」のではありません。
湿気・カビ・紙の密集など、“読書空間のあるある”が原因になることが多いんです。
むしろ、本を大切にしているからこそ、気づけるサインかもしれません。

どこから来るの? 湿気・カビ・段ボールが招く“静かな侵入者”

わたしの場合、本棚のすみに積んだまま忘れていたダンボール箱がありました。
湿気を含んだその箱こそが、虫たちの「隠れ家」だったのです。

湿度が高い梅雨や夏場はとくに注意が必要です。
風通しの悪い場所、紙や段ボールが密集している隅、本棚と壁の隙間──
どれも、「赤い虫」が好きな場所になってしまいます。

だからこそ、最初の対策は「掃除」よりも、「空気の通り道」を作ること。
そして、“気づいてあげること”なのだと、わたしは思うんです。

「退治」より「整える」──本好きができる静かな虫対策

「退治」という言葉には、どこか戦うような響きがありますよね。

けれど、本と暮らすわたしたちにとって大切なのは、
虫を敵にすることではなく、“読書空間を整える”という優しい視点ではないでしょうか。

わたしが実際に行っている対策は、どれも簡単なことばかりです。
けれど、驚くほど空気が変わり、本が長持ちするようになりました。

まずは湿気を断つ──ドライペットをそっと本棚に

本棚に最初に置いたのは、このドライペットでした。
見た目も静かで、気配を消すように湿気だけを吸い取ってくれる、
そんな優しさのある除湿剤です。

わたしの本棚では、一段ごとにひとつずつ置くようにしています。
定期的に交換するだけで、空気がさらっと軽くなる感覚がありますよ。

カビと汚れを防ぐ──パストリーゼ77でやさしく拭く

本棚の掃除には、パストリーゼ77を使っています。
食品にも使える安全なアルコールスプレーで、木製棚やガラスにも安心なんです。

  • 🧴【おすすめアイテム】
    パストリーゼ77 スプレー
    → アルコール濃度77%、防カビ・除菌・消臭に対応。紙には直接かけないでくださいね。

わたしは週に一度、小さな布にスプレーして、
棚板や背板の角、文庫本の背のあたりをそっと拭くようにしています。
香りも清潔で、心がすっと落ち着くんです。

本そのもののケア──冷凍保存・天日干し・収納の見直し

もし虫が入ってしまった本があったら、
ジップロックに入れて48時間ほど冷凍するのも効果的です。
卵までしっかり退治できます。

そして天気のいい日には、本を陰干しするのもおすすめ。
カビのにおいが取れて、紙の呼吸も整うような感覚があります。

さらに、段ボールや紙袋の長期放置は禁物です。
わたしは布製やプラ製の収納ボックスに切り替えてから、再発がなくなりました。

香りの防虫──ハッカ油・ミント精油は「香りの結界」

ミントやハッカの香りは、虫たちが苦手とする天然の結界のようなもの。
わたしは精油をしみ込ませたサシェを本棚の隅にそっと忍ばせています。

また、**ハッカ油スプレー(手作り)**を使えば、空間全体の清涼感も演出できます。

  • 🌿【ミント防虫レシピ(簡易版)】
    • 精製水100ml
    • 無水エタノール10ml
    • ハッカ油5〜10滴
      → よく振って、本にはかけずに棚まわり・窓枠などにスプレー

「香りの対策」は殺虫ではなく、“虫が居心地悪くなる環境づくり”。
それはきっと、読書にも似ていると思うんです──静かに、でも確かに、空気を変えていくから。

セリナのおすすめアイテム──“本とわたしを守る”ために

「本が好き」という気持ちは、読んでいるときだけでなく、
本を“どう迎えるか”“どう置くか”という空間にもあらわれる気がします。

わたしが今、実際に使っていて「これはよかった」と思えたアイテムを、
3つだけご紹介しますね。

どれも静かで、本にやさしくて、
そして…ちょっと“心が落ち着く香り”や手触りがあるんです。

📦 ドライペット コンパクトタイプ|湿気を吸って気配を消す、読書家の味方

見た目も音もないけれど、そっと空気を守ってくれる存在──
それがわたしにとってのドライペットです。

  • ✅ 無香タイプ/コンパクト設計
  • ✅ 静かに湿気だけを吸い取り、虫が好む環境を抑えてくれる
  • ✅ 本棚の下段や角、収納ボックスにもぴったり

湿度が安定すると、紙の手触りまで変わったように感じます。
「本が呼吸しやすくなった」──そんな空気感です。

🧴 パストリーゼ77|掃除が“読書空間のお手入れ”になる瞬間

本棚を拭くとき、「本が喜んでいる気がするな」と思うんです。
とくにこのパストリーゼ77は、アルコール特有の強すぎる匂いもなくて、
優しい清潔感があります。

  • ✅ 食品OK・防カビ・除菌対応の安心処方
  • ✅ スプレー+クロスで、木製棚・ガラス・取っ手の拭き掃除に最適
  • ✅ 本棚まわりやブックエンド、読みかけの栞まわりにも活用可

わたしは週に一度、棚板の角と背表紙の手前あたりを軽く拭いています。
その時間も、どこか“読書の余白”みたいで──静かに整う感じが好きなんです。

🌿 ハッカ油スプレー(手作り or 市販)|香りの結界を、本のそばに

虫に効くだけじゃないんです。ハッカの香りって、
頭がクリアになったり、心がすっと落ち着いたりするんですよね。

  • ✅ 手作り可能(精油+エタノール+精製水)
  • ✅ 市販品もあり(天然100%/室内用)
  • ✅ 「香りの結界」として、虫の侵入抑制に使える

本にはかけず、空気に向けて軽くひと吹き──
書斎のカーテン越しに、香りがふわっと漂うだけで、
「ここは本のための場所だ」と空気が切り替わるような感覚があります。

この3つが、今のわたしにとっての“読書空間の守り人”です。

本をきれいに保つだけじゃなくて、
読む時間まで、整えてくれるような感覚があるんです。

もし「最近、虫を見かけたかも」と思ったら、あわてず、そっと始めてみてくださいね。

あなたの“読書空間”を、虫からやさしく守るために

セリナが本棚の掃除中に読者をやさしく見上げる瞬間(Serina looking up gently while cleaning the bookshelf)

「虫」と聞くと、どうしてもネガティブな感情が先に立ってしまいますよね。
けれど、今回いろいろ調べて、わたしは少し見方が変わったんです。

赤い小さな虫は、
**“あなたの本棚に、今少し湿気がありますよ”**と静かに教えてくれていたのかもしれません。

だから──あわてず、責めず、
“整える”というやさしい手段で応えればいいのだと。

虫は「敵」ではなく、「小さなサイン」

湿気、カビ、放置された紙類──
どれも「読書好き」ならついやってしまうことかもしれません。

けれど、それに気づいて「直せた」こと自体が、
暮らしと読書をひとつにする、静かな進化ではないでしょうか。

わたしも、本を守るためにしていること

わたしは、こうしています──

  • 本棚にはドライペットを段ごとに
  • 週に1回、パストリーゼ77で棚まわりを拭く
  • 月に1回は、読み終えた本を並べ替える
  • ときどき、ハッカの香りをそっと漂わせる

どれも小さな習慣ですが、それだけで空気が整い、
本が「ありがとう」と微笑んでいるように感じるんです。

これからも「読書の時間」が、やさしく続いていくように

本を読むという行為は、静かで個人的で、誰にも邪魔されない時間です。

だからこそ、その空間が「守られている」と感じられるだけで、
安心して、深く物語に沈めるようになるんですよね。

小さな虫に気づいたことも、
あなたの読書空間を見直すきっかけだったのだと思います。

わたしも、また本を整えながら──
あなたのそばに、そっと灯るような言葉を届けていけたら嬉しいです。

🧴セリナの使っているアイテム、もう一度まとめておきますね

気になるものがあれば、静かに手にとってみてくださいね。
あなたとあなたの本たちが、これからもよい時間を過ごせますように──。

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